まず、wineをインストールし、winecfgを起動させる。そしたら、
wine notepad
として, notepadを起動し, 編集→フォントとして, フォントを適当に変更させておく.
効果があるかはわからないけど, .wine/drive_c/windows/Fonts/の中に適当にフォントのシンボリックリンクをいれておいた(ipaフォントとか).
次に, MS Office viewer (Word viewer, Excel viewer, Powerpoint viewer)とかをダウンロードして, たとえば
wine PowerPointViewer.exe
などとして, インストールする. 文字化けしてたりするが, 気にしないことにする.
そしたら, 例えば .wine/drive_c/Program Files/Microsoft Office/OFFICE11 の中にWORDVIEW.EXEがあるから
wine WORDVIEW.EXE
とすれば, word ファイルが読める.
debianではxournalがあるから, pdfファイルに何かを書き込むのは, 簡単にできる. だから, 読みこんだファイルをpdfで書き出してしまえばよい. これはmatsumoto さんのアイデアをちょっと考えていたら, pdfに出力する仮想プリンタを用意すればいいじゃないかということに気がついて, やってみたら, うまくいったというお話.
実際, Linuxは比較的pdfと相性がよい. というよりは, よくなったというのが正しい言い方. 最近のguiのプログラムは印刷するときに, pdfファイルとして書き出すことができる. しかし, windowsはそうもいかない. なら, 仮想プリンタを用意すればよいので, cups-pdfをインストールすればよい.
追記: cups-pdfでppdファイルをこちらで指定すると, 文字の認識も日本語こみでうまくいくみたい. 例えば, Brotherのポストスクリプトプリンタのppdファイルを使ったらうまくいった. おそらく, デフォルトのppdファイルは日本語の面倒を見てくれない様子. そして, cups-pdfの実装については, この記事が詳しい.
# つまり, psファイルの時点で, 文字情報が残っていれば, pdfでも文字情報が残ってくれるだろうという気がする.
ちょっと疑問に感じたことをひとつ. Linux上でcups-pdfは何のために使うのだろう.