2012年4月26日木曜日

X121eにdebianをインストール

Thinkpad x121eにdebianをインストールした。詳しいことはいずれ書くことにするが、注意しなければいけない点だけ挙げておくことにする。たぶん、書いている暇がなくなってきてしまったので、とりあえずやったことだけ公開することにする。
  • 素の状態では、debian squeezeをインストールするのは無理だと思っていたほうがよい。 というのも、debian squeezeのデフォルトのカーネル 2.6.32では有線のイーサネットを認識できないからである。 逃げ道は二通り。一つは、諦めて、debian wheezyをインストールする。wheezyなら有線のnicは問題なく認識する。 もう一つは、(試していないが)usbの有線LANを使ってsqueezeをインストールする方法。 そのあとで、backportから、カーネル3.2.0をインストールすれば、本体のイーサネットも認識できるようになる。 ちなみになぜ気がついたかというと、パーティションを切るためにknoppixを動かしたら、イーサネットが動いていたから、 おそらくカーネル周りだろうと予想したら、やっぱりその通りだったという感じ。
  • wheezyではkdebaseがなくなっているので、squeezeで使ったパッケージのリストを使うと、少しだけコケる。kde-standardをインストールすれば、大抵のことは大丈夫。
  • wheezyではfontのパッケージがttf-なんちゃらからfonts-なんちゃらに変更されたらしい。ダミーパッケージで回避できるとはいえ、fonts-なんちゃらをインストールしたほうが無難。
  • きちんと確認はしなかったが、無線LANはnon-freeのrealtekとのこと。 わからなければ、

    $ lspci |grep wifi

    として、無線LANのドライバを調べれば良い。私の場合はfirmware-realtekをインストールしてうまくいった。
  • wheezyではgnome-terminalとplasmaに相性の問題があるようで, どうやら, あちこちでエラーしているらしい. 理由はあまりよくわかっていなさそうな気がする. 逃げ道は, 別のterminalソフトを使うか, 特殊なgeometry設定をしておくこと.
  • Nepomukが動かないみたいで, desktop検索ができない. Virtuosoプラグインが必要だとごねるが, 何をinstallすればよいのかわからないのでNepomukごと止めてしまう.

    (9月13日 追記)Nepomukを動かすには、virtuoso-minimalをインストールすれば良いことがわかった。下記の方法を使えばdesktop検索のNepomukを止めることができるので、止め方についても一応残しておく。ただし、kdeのシステム設定からやった方が簡単かもしれない。ちなみに情報源はここ

    $HOME/.kde/share/config/nepomukserverrc の中身を下記のようにいじっておく.

    [Basic Settings]
    Start Nepomuk=false

    もうひとつ, $HOME/.kde/share/config/kdedrc をいじって, 次を加えておく.

    [Module-nepomuksearchmodule]
    autoload=false


    こうすると、Nepomukは何も言わなくなる。
  • set upについて

    Windows 250GB
    Debian root 28GB
    Debian home 170GB
    swap 8GB

    くらいでパーティションをきる. 実のところ, 一番危険なところ. knoppixでやった. 失敗すると, windowsが起動しなくなるので, windowsのバックアップDVDを作っておくこと(昔々, バックアップDVDを作らないで, パーティションを壊して, たいへんな目にあった).

    rootとhomeをわけておくのは, いざというときのための保険みたいなもの. この設定で作ると, 基本パーティションと拡張パーティションの両方の知識がいるので, 少し難しい. rootとhomeをわけずに作るのもアリ(ただし, デスクトップでSSD, HDD運用する場合は, rootとhomeをわけた方がよい. SSDは書き込まない方が寿命がのびるため)
  • タッチパッドの無効化

    /usr/share/X11/xorg.conf.d/50-synaptics.conf に下記を追加

    Section "InputClass"
    Identifier "no need for accelerometers in X"
    MatchProduct "SynPS/2 Synaptics TouchPad"
    Option "Ignore" "on"
    EndSection

    Xを再起動(ログオフ&ログイン)するとタッチパッドが無効化される.
  • センターボタンのスクロールを有効にする

    /usr/share/X11/xorg.conf.d/20-thinkpad.conf に下記を追加

    Section "InputClass"
    Identifier "Trackpoint Wheel Emulation"
    MatchProduct "TPPS/2 IBM TrackPoint|DualPoint Stick|Synaptics Inc. Composite TouchPad / TrackPoint|ThinkPad USB Keyboard with TrackPoint|USB Trackpoint pointing device|Composite TouchPad / TrackPoint"
    MatchDevicePath "/dev/input/event*"
    Option "EmulateWheel" "true"
    Option "EmulateWheelButton" "2"
    Option "Emulate3Buttons" "false"
    Option "XAxisMapping" "6 7"
    Option "YAxisMapping" "4 5"
    EndSection

英語ではあるが、次のサイトがとても参考になった。
InstallingDebianOnThinkpadX121e(AMD)wheezy
Installing Debian GNU/Linux on a Thinkpad X121e

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